報告 番外編
先日、本ウェブサイトの大元である 主催のオフ会が京浜島にあるジャズクラブにて開催されました。GTVに乗る初参加の方も大勢いらして様々な情報交換の場として大盛況で終えることができました。そこで、以前マセラティクワトロポルテに乗っていらした方から大変貴重なお話をお聞きすることができましたのでこちらに番外編として紹介してみようと思います。現在はアルファロメオ RZ(OPEN)のオーナーさんのATさんの証言です。ある意味イタ車に乗る方にとっては普通のお話かもしれませんが流して見てください。
オフ会開始30分ほどして・・・・
メンバーの一人が「ATさんはRZの前には何に乗っていらしたんですか?良かったら車
歴を教えてください」
ATさん 「はい、RZの前はクワトロポルテに乗っていました」
我々 「ええっ、本当ですか?どうです、なにか貴重なエピソードなんてありませんか?」
ATさん 「・・・そりゃぁありますよ。基本的には良い車でしたが、手放すきっかけになった
一番の話をしましょうか」
我々 「えええっ、是非聞かせてください・・・」 (耳ダンボ) 
ATさん 「あれは某高速道路を走行中のことです。私のクワトロポルテは何事も無く快
調に道路を消費していたのです(流石アルファ乗りは詩人ですね)」
すると、ボンネットの隙間からなにやら煙が出てきまして・・・。はじめはラジエー
ターホースでも破裂したのかと思っていたのですが、直後「ボワッ!!」という音
と共にボンネットの隙間から炎がメラメラと出てきたのです!!」
我々 「ひぇ〜っ!!」ここでジャンボ尾崎やフジイフミヤなんかを連想した方はそろそ
ろ血中脂肪を気にする世代です
「それでどうされたんですか?」
ATさん 「ええ、すぐに路側帯に車を止めたのですが、大変幸運なことに後ろを走っていた
ポルシェのオーナさんがすぐ止まってくれて事なきを得ました」
我々 「で、よく消えましたね、火・・・」
ATさん 「ええ、ちょっと面白い方で、片手にビデオカメラ、片手に消火器を持って出て
来まして『おおお、燃えていますね!!ちょっと撮ってもいいですか?』とエラく興奮
しながら言うので、かまわないけどその消火器早く貸していただけませんか?とお
願いして消し止めたわけです」
我々 「それからどうされたのですか?」
ATさん 「たまたまコーンズさんの修理工場が近かったので持ち込むことになりました」
「コーンズさんで購入したわけではないのですが引き受けてくれまして、ただちょ
っとショックだったのは、コーンズさんのメカの方も全く驚きもせず。よく燃えるんで
す、と話されたことなんです」
コーンズメカさん
「並行輸入のクワトロポルテにはよくある現象なんです。燃料系のパイプが本国仕
様のままだと燃えるんですね。つまり、日本の気候に耐え切れなくなったフュエー
ルホースが破裂、または亀裂を起こし、漏れたガソリンがエキパイに垂れて引火
する。当社で販売したクワトロポルテは国産メーカーのホースとクランプで固定し
ているので心配ありません」
我々 「ATさん、それでどうされたんですか、修理されたのですか?」
ATさん 「いやいや、たまたまコーンズさんにエンジンだけ生き残ったクワトロポルテが
ありましたのでエンジンを乗せ換え、焼けたボンネット内側を塗装して販売した
そうです。で、このお金を利用して今回のGTVを購入しました!!」
我々 「そうだったのですか・・・・へぇ〜!!」
ATさん 「これにておしまいですが、本当に良い車でした」
ATさんは、クワトロポルテの前にはSLKに、その前はC200、その前はE36、その前はE30と乗り継いで来られたようです。お仕事の都合で以前は大変な距離を車で移動していたのでドイツ車以外は考えられなかったそうです。今は、比較的近距離だけなのでRZにされたそうです。しかし、定石とおりながら、ATさんが以前乗られていたGTVも修理に入れて2ヶ月目に良いRZの出物を見つけたため買い替えを決定したそうです。ただ、依頼しているディーラーさんが156の代車を変わりに貸してくれたのでオフ会に参加していらっしゃいました。自分の車が炎上しても「良い車でした・・・」と言わしめるだけクワトロポルテは魅力的なのかもしれません。しかし、ドイツ車からイタ車に乗り換える方は車自体の本質をよく理解しているケースが多いと思うのは私だけではないと思います。
K島氏のマセラティもコーンズ物ですので安心でしょうが、これから夏を控え、日頃の点検が大事だと思われます。私のFIATもそうですが、日本では日本の天候に合った材質の補記類に換えることが大切だと思います。そもそも渋滞は殆ど無いうえ、真夏でもカラっとした天候の国の車が亜細亜性気候の日本で使用すること自体大きなムリがあるのです。しかし、たまたまとはいえスポーツGTカーであるポルシェオーナーさんが後ろにいらして助かったことは本当に幸運だったと言えるでしょう。消火器を車載しているのはポルシェオーナーならではだと思います。この経験からATさんは現在、自分の車には全て消火器を常備しているそうです。
今回の番外編、如何でしたでしょうか?K島氏のクワトロポルテは何事もなく、走り続けて欲しいものです。しかし、また、何かありましたらすぐに報告しますので乞うご期待!!(してないな〜)
(C) Sestocalende 2003.5.25

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