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この一年間で新車もずいぶん発表され、旧型に乗る人たちも一喜一憂ではないでしょうか。アルファ乗りの皆さんは次に買い換えるアルファが見つからなく、ボルボ乗りの人はインパクトの割には高い価格に、メルセデス乗りの方は心のどこかで「やっぱセルシオだな・・・」と、AUDI乗りの方はSラインのカッコ良さに参りながらも新型A6、A4のブタ顔にちょっと安心したり、悩みの多いことだと思います。 で、なんでしたっけ?このページ。あっ、K島さんのクワトロポルテの様子をチクっちゃうページでしたね。で何事も無くこの1年を乗り切ったと思いますか?答えは 「今も走っています」 つ、つまんないですね。やはり何か・・・何か!!・・・何か!!を期待したいところですね。ところがモデナの貴公子は何事もなくスルスルと走っているのです。まぁ、そりゃイタ車です、時には練馬区の路上で止まったり、自分の駐車場目前でローダーに運ばれたり火災寸前で事なきを得たりするようないわゆるフツーのことは別としてともかく・・・・ えっ?そこが聞きたい? ![]() しょうがないですね。ほんとたいした話じゃありませんがここまでヒマついでに来てくれたたった一人のあなたのためにお教えしましょう。私なんか外車の故障自慢や、リンクありがとう、とか掲示板ちくちくみたいなのは嫌いなのですが飲み会のネタ提供と言われちゃ書かないわけにはいきません。ちょっと項目が多いので(うれしいでしょ?)端折って書きます!! 2003年7月 K島氏 「そろそろオイル交換にデスティーノさんに行こうと思うんだけどお前も行って見るか?」 私 「もうそんな時期ですか、久しぶりにSさんの顔見に行きましょう」 そんな話をして週末を挟んだ翌週の月曜日の事です K島氏 「・・・・・・あのさっ、き、聞いてくれるか?」 私 「どうしました?(何事もないように・・・) K島氏 「あのさ、ゴルフに行ってトランクをあけたらね、なんか陰気くさいんだよね、トランクが・・」 私 「またまたぁ、トランクは暗いから陰気くさいのあたりまえじゃないですか?」 K島氏 「そうれはそうなんだよな、おれの言い方が悪かった(K島さんらしくジョークが流れません)」 「実は湿っぽいと思って見てみたら・・・・・・とっ、トランクの中にカビが生えてるんだよ!!」 私 「・・・。じゃ陰干しですね」 K島氏 「お、お前ね・・・」 私 「日本でイタリアの車に乗ればカビくらい生えますよ、私の車なんかボディーにカビが生えましたもん」 K島氏 「マッ、マジで??」 唯一K島氏が使用する年齢に相応しくない言葉! 私 「マンションのリフト式駐車場の最下部に駐車しているのですが、湿気が抜けにくいとは思っていました。 でもまさかボディーにカビが生えるとはねぇ〜、カビの胞子も育ちやすい塗装だったりして」 K島氏 「・・・・・。」 (アラっ、K島氏動きが止まったままピクリともしません) 私 「じゃ、OIL交換で持ち込む時にデスティーノさんで一緒に診てもらいましょう!」 K島さん的にはヒエラルキー(階級社会)の確立されてるであろうイタリアで、階級の高い人が乗るマセラティ、クワ トロポルテのトランクにカビが生えるなんてあってはいけない事実だったようです。なんとなくわかりますね〜。
ところがこれは単なる序章に過ぎなかったのです・・・\\\ (?) Sさん 「K島さん、リアのガーニッシュ周りのパッキンの劣化で水が入り込む事があるんです。左側 じゃありませんか?」 K島氏 「えっ!!そうそう左側ですよ!!」
しかし、あたりまえかもしれませんがさすがこのあたりがプロですね!!ノウハウの中身が違います。 S氏 「では一日お預かりして修理しましょう」 K島氏 「仕方ないですね、お願いします」 それでもホッと安堵の顔を見せていました。 相変わらずメカの方が寡黙に作業を進め、我々がいる間にOIL交換を進めてくれるというので作業を拝見して いました。なんとも手際よくテキパキと進めて「カンカンカンカンなんてクワトロポルテはあっという間にリフトに 乗ってオイルの交換を進めています。噂通りオルタネーターがむき出しで最下部に付いていることに驚いたり、 相性の良いOILの話などを一通り聞いていました。 私 「K島さん、この角度から自分の車を見ることはほとんどないですからこういう機会によく見ておくと参考 になりますよ・・・」 なんて話すと K島氏 「あっ、そうだね、せっかくだから見ておこうか」 日ごろ自分では車のメンテナンスをしないK島さんも興味津々といった感じです 私 「ホラ、これです、オルタネーターはこんなに下に付いていますよ!!タイヤの片減りもよく見えますし・・・」 K島氏 「あっほんとうだ、よく見えるね・・・」 私 「K島さん、マフラーの取り回しもよくできていますね。タイコ周りの錆びもOKですね、シャフト周りもOK だし、エンジンオイルも滲んでないなんて奇跡に近いですよ。えっ?FIATと比較するな?ヘヘヘっ!! エアコンホースも問題なしと、ブレーキローターもまだ大丈夫と。パワステポンプはこれ?ほほほぉ・・・ ラック&ピニオン周りも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ありゃ・・・・・・・・うん???」 メカの方に向かって 私 「こここれ、これ、きてますね!!!」 メカさん ニッコリ笑いながら 「あっ、キテますね!!フッ!」 K島氏 「・・・ 何があったかと申しますと、ラック部のシャフットブーツの端からOILがベットリ漏れていたのでした。私も 上記の「ありゃ」の部分で状況が視界に入った時、一瞬FIATのブーツからのグリス滲みを思い出したのです が次の瞬間、パワステであるクワトロポルテの場合、事はもっと重大であることに気づいたわけです。 メカさん 「これはよくあります、シール部が劣化してくると滲み出てくるんですよ。以前はアッセンブリー交換で 数十万円掛かりましたが、今はリペアキットが出ていますから工賃込みで15万前後を見ていただければ 大丈夫かと思います。まぁ、今漏れている量がわずかですからリーク止め剤で様子を見るという選択もあ ります、入れてもダダ漏れするようでしたら修理して、止まったら次回の修理に廻す事もできますがいか がしましょうか?」 K島さん 「・・・OIL交換とカビ直ししか頭に無かったのでとりあえずリーク防止の処置をお願いします」 メカさん 「了解しました」 専用工具でブーツを引っ張ってもポタポタ漏れる状態ではなかったため、リーク防止剤を入れることになりまし た。勝手に作業を進めずオーナーに説明して判断を仰ぐ基本姿勢には関心しきりです。でも、なぜメカの皆さん 故障箇所を見つけると嬉しそうな顔をするのでしょう?腕が鳴るのと同時に、本来のメカ魂に火が点くのでしょう ね!! 「(ああ、もうかんべんしてくれよ〜!!) イタ車はこんなもんですからっ!」 なんて厄介者扱いされるよりは遥かに嬉しい反応ではあります。現在はなくなりましたが世田谷にシトロエン ディ−ラーとサービス工場があった頃、ZXのタイミングベルトの交換に行きました。状況を話して工賃などを聞 いていましたが、ポーカーフェイスのフロントマンは淡々と説明してくれるのですがニコリともしません。 後日車を引き取りに行った際、フロントで支払いをしていると。例のフロントマンさんがお釣りを渡しながらポ ツリと・・・ 「ハンドル切り込むとゴクッって音がするでしょう?ねっ?フッ、あれ油圧ピストンの内側にキズが入ったりす ると起こるんですよ。フフツ、もう少し乗ってみて酷くなったらいつでも持ってきてくださいね、フフフッ」 満面の笑顔がかな〜り怖かった・で・す・・・。 その時これがステアリング周りの故障だったからまだしも、ハイドロの故障なんかだったら濃〜いオーナーと 濃〜いメカの方とで異様な盛り上がりを見せるのかもしれませんね。 メカさん 「ふふふっ、お客さん、ふふっ運が良いゃ、すふぃあ、在庫ありますから、ふっ、」 お客さん 「ふふっ、またお漏らししちゃいましてね、ふっ、すふぃあはお任せしますがLHMは手持ち、あるんで すよ5リッターほど、ふふっ、リアに積んでありますから使ってくださいね!!」 ありそうで怖い・・・・ ※ ハイドロ=ハイドロニューマティックというシトロエン独自の油圧サスペンションシステム。WEBの世界では年中 壊れることで有名、、、が実際にも壊れることで有名!!スフィアは油圧を制御する球状の専用パーツ。在庫がな いと大変 さて、話は戻り翌日車を引き取りに行くと、K島さんのクワトロポルテは既にリフトから降ろされていました。営業のS氏も加わって、トランクのカビ処理の説明をしてくれました。原因はリアテールランプガーニッシュのゴムパッキンが劣化、隙間から雨水が室内に浸入、その結果溜まった湿気が抜けずに室内に充満してカビが生えたということでした。でK島さんが帰ろうとクワトロポルテに乗りサービス工場から出そうとするとブレーキランプの片側が切れているのに気づきました。 私 「K島さんランプ切れてるかもしれませんよ」 K島氏 「じゃそれも交換お願いします」 ということに メカさんが調べると電球切れ、新しい電球をもって手早くテールランプの内側を外して電球のセットしようと外部のレンズに反対側の手を当てて作業した瞬間 メカさん 「あれっ、お客さんテールレンズ熱で歪んでますよ!!」 K島氏 「・・・ 手の平をあてるとよくわかるのですがテールレンズの真ん中が熱で明らかに内側に陥没する形で歪んでいま す。 K島氏の住む練馬界隈では渋滞が多く、年中ブレーキを踏んでいるために歪んだものと思われます。きっと イタリアとは渋滞の質が全く違うのでしょう
マセラティは確かに高級車なのですが、テールランプのランプ取り付け部なんてまず日本じゃ考えられないような処理がされています。ランプそのものも差し込んだ後左右に回してロックではなく、差し込んだまんまなのです。つまり外れても致し方ない形で取り付けられているのでむしろ外れないで付いている方が驚きでした。 これで何かの予兆のような修理を終えて帰宅の途についたK島氏なのでした。 とりあえず第一弾の報告をこれにて終わりにします、続編を乞うご期待(してないな〜) (C) Sestocalende 2004.9.19 |